インバータのトリップ原因とは?設備担当がすべき解除・復旧法

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皆さんこんにちは!東京都西多摩郡瑞穂町を拠点に、工場やビルの電気設備工事・FA制御を幅広く手がける有限会社小峰電気です。


「工場の機械が突然止まり、インバータに見慣れないエラーが出ている!」「急いでリセットして再起動したけれど、またすぐにトリップしてしまう……」


そう思うことはありませんか?生産ラインの停止は企業の利益に直結するため、一刻も早く復旧させたいと焦りや不安を抱えている保全担当者の方も多いでしょう。


実は、インバータのトリップは機器を守るための安全装置が働いた結果であり、原因を突き止めずに無理な再起動を繰り返すと、モーターの焼損や大規模な設備故障という取り返しのつかない事態に発展する危険性があります。


そこで今回は、インバータがトリップする主な原因とエラーの見分け方から、安全な解除・復旧手順、そして故障を未然に防ぐ設定のポイントまでをプロの視点で分かりやすく解説していきます。


突然のトラブルに慌てず適切に対処したい設備担当者様や、工場の安定稼働を守りたい経営者の方は、ぜひ参考にしてみてください。


■ トリップが起きる主な原因

インバータが運転中に突然停止する「トリップ」は、機械の故障ではなく、機器を焼損から守るための保護機能が動作した結果です。画面に表示されるエラーを確認し、トラブルの根本的な原因を特定する必要があります。


・ モーターの過負荷状態

モーターに規定以上の負担(負荷)がかかり続けると、インバータは異常を検知して停止します。例えば、ベルトコンベアに重い荷物を乗せすぎたり、経年劣化によって回転部分のベアリング(軸受け)が錆びて回りにくくなっているケースがこれに当たります。


エラー画面には「OL(オーバーロード)」と表示されることが一般的で、電気的な問題ではなく、機械側の摩擦や引っかかりを取り除く対策が必要です。


・ 異常な過電流や過電圧

短時間に急激な電流が回路に流れたり、電圧が異常に高くなったりした場合もトリップが発生します。現場で特に多いのが、モーターを急激に減速させた時です。


急ブレーキをかけるとモーターが発電機のように働き、発生した電力がインバータ側に逆流して電圧が跳ね上がります。これを防ぐためには、減速にかける時間を長く設定し直すなどの対応が効果的です。


・ 電子サーマルの作動

インバータには、モーターが熱くなりすぎて燃えてしまうのを防ぐ「電子サーマル」という保護装置(プログラム)が組み込まれています。低い周波数(ゆっくりとした回転数)で長時間運転を続けると、モーターに付属している冷却ファンが十分に風を送れず、本体が異常発熱します。


これをインバータが内部の電流値から計算して検知し、危険と判断すると自動的に電気の供給を遮断して設備を安全に停止させます。


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■ 給水ポンプのトラブル

工場やマンションなどのビル設備において、特に問い合わせが多いのが水を送る給水ポンプでのインバータ停止です。原因を早く特定するための確認方法と見分け方について解説します。


・ エラーコードの確認方法

ポンプが突然停止した場合、まずはインバータ本体や制御盤の液晶画面に表示されているエラーコード(アルファベットと数字の組み合わせ)を確認することが解決への第一歩です。


メーカーや機種ごとにコードが示す意味は異なりますが、取扱説明書と照らし合わせることで、電流が流れすぎているのか、電圧が極端に低下しているのかといったトラブルの発生原因を特定する重要な手がかりになります。


・ トリップの予兆と見分け方

設備が完全に停止して保護機能が働く前には、モーター部分からいつもより高い金属音がする、あるいはポンプ本体が触れないほど異常に熱くなっているといった予兆が現れることが多くあります。


単なる電気的なノイズによる誤動作なのか、それとも実際に機械の内部部品が寿命を迎えて摩耗しているのかを見分けるには、普段の正常な運転時の音や振動、温度を定期的に把握しておくことが重要なポイントになります。


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■ 安全な解除と復旧方法

トリップが発生した際、生産を急ぐあまり焦ってすぐに再起動するのは大変危険です。二次的な機器の故障を防ぐための正しい復旧手順を説明します。


・ エラーのリセット手順

インバータの保護機能が働いた状態を解除(リセット)するには、操作パネルにある専用のリセットボタンを押すか、一度大元の電源ブレーカーを落として一定時間待機してから再投入する方法が一般的です。


ただし、トラブルの根本原因を取り除かないまま何度もリセット操作を繰り返すと、インバーター内部の回路やモーターのコイルが焼け焦げてしまい、完全に故障する可能性が非常に高まるため注意が必要です。


・ 復旧前の確認事項

エラーをリセットして再運転する前に、モーターの回転部分に異物が引っかかっていないか、漏電ブレーカーが動作していないかなど、機械的な異常の有無を必ず確認してください。


また、長年使用している設備であれば、配線の絶縁(電気が漏れないように守るカバー)が劣化して漏電を引き起こしていないか、専用の測定器を使って電流や電圧の数値を慎重にチェックすることも、安全な復旧作業には欠かせません。


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■ 故障を防ぐパラメータ設定

インバーターを安定して長期間使い続けるためには、設置環境や接続するモーターの定格(定められた性能の限界値)に合わせて、内部のパラメータ(設定値)を正しく調整する設計が必要です。


例えば、動き出す際の力を調整する設定や、モーターを熱から守る電子サーマルの動作レベルを仕様に合わせて変更することで、不要なトリップを未然に防ぐことができます。


しかし、こうした高度な設定変更や、他の機械から発生する高調波(電気の波の乱れ)による誤動作の解決には、専門的な技術と知識が求められます。


頻繁に停止トラブルが起きる場合は、設定の問題だけでなく、インバータ自体の寿命や内部部品の劣化が原因であるケースも少なくありません。


無理に自社の担当者だけで対応しようとせず、電気設備を専門とするプロフェッショナルに現場の測定と診断を依頼することが、最終的に工場やビルの安定した操業を守るための最も確実な対策となります。


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■ まとめ

インバータのトリップは、決して機器の故障ではなく、モーターやインバータ本体を焼損から守るための重要な「保護機能」です。画面に表示されるエラーコードを確認し、過負荷(OL)なのか、過電流・過電圧なのかを正確に把握することがトラブル解決の第一歩となります。


生産を急ぐあまり、根本的な原因を取り除かずにリセットと再起動を繰り返すと、機械本体が完全に故障し、さらに長期間のライン停止を招く恐れがあります。安全な復旧と再発防止のためには、適切なパラメータ設定や定期的なモーターの点検など、正しい知識に基づいたメンテナンスが不可欠です。


■ インバータのトラブル・制御盤の改修は小峰電気にお任せください!

有限会社小峰電気は、東京都西多摩郡瑞穂町を拠点に、工場やプラントのFA制御・電気設備工事をトータルでサポートしております。


「インバータが頻繁にトリップするが、原因がモーターなのか設定なのか分からない」「古いインバータを使っているので、設備全体を最新の機種へ更新(リプレース)したい」といった現場のお悩みはありませんか?


小峰電気では、インバータ単体の設定調整や交換だけでなく、動力盤・制御盤全体の診断から改修工事まで、国家資格を持つ自社の職人がワンストップで対応いたします。


インバータのトラブルは原因の切り分けが非常に難しいため、プロの目による確実な現場調査が早期解決の鍵となります。工場の稼働停止時間(ダウンタイム)を最小限に抑える迅速な対応をお約束しますので、電気制御のトラブルでお困りの設備担当者様は、ぜひお気軽に小峰電気までご相談ください。


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